Unconventional Materialカラーステンレス

ステンレスに色をつけることにより、高級感を生み出す。
当社独自の模様と色をかけわせることで、独自の意匠性、デザイン性が実現します。

Line-up 製品情報一覧

幅広いカラーや模様から、お好みの製品を検索いただけます。
カラーステンレスならではの高級感のあるラインナップをご覧ください。

Material Works 製品導入実績

エヌ・エス・ケー ニシダ工業のカラーステンレスは、
施設、店舗、ホテルなど、様々な場所でご採用いただいています。
近くにお立ち寄りの際は、ぜひ実物をご覧ください。        

カラーステンレスとは

ステンレスは腐食に対する耐性を持ち、さびにくい(stainless)素材です。従来ある耐食性は、自然とクロムが酸化しステンレス表面に薄い酸化被膜を覆うからです。
カラーステンレスは、人工的に表面を酸化・イオン化させ、色を作り出す金属加工技術です。酸化・イオン化により形成された薄膜は、多彩なカラーバリエーションを作り出すことができます。また、ステンレス表面に研磨や加工(エッチング等)を施すことで、多彩な模様と意匠性の高い金属素材へ変貌します。これらはホテルやオフィスビル、商業施設、駅などの・サッシ・什器・外壁材・内装材などの至る所に採用されています。
利点として、耐食性・耐摩耗性・高硬度・色の均一性・再現性・メンテナンス性などの良さが特徴です。

着色技術

大型の成形品にも着色が可能

着色器具

01 イオンプレーティング法

イオンプレーティング法とは、高真空状態で金属に電圧を加え、プラズマ状態を作り出しイオン化させます。イオン化した金属をステンレス表面に打ち付け、固化させることにより色のついた薄膜が形成されます。粒子の種類によって形成される膜の色調をコントロールし、様々なカラーを作り出します。

02 インコ法

インコ法とは、硫酸・クロム酸の混合液中にステンレスを浸漬させ、表面に透明な酸化皮膜を形成させる技術です。この酸化皮膜の反射と干渉によって色を可視化しています。1972年にインターナショナル・ニッケル(通称インコ社)から発表された硬膜処理法により、皮膜を強化することが可能になりました。通常のステンレスがもつ数十倍の厚みの酸化被膜を表面に形成します。

表面加工技術

  • 鏡面

    表面を研磨し、鏡面状する加工です。鏡面の手法は幾つも存在しますが、より高級感を得たい場合に使用される鏡面の代表例は湿式による研磨です。平滑度をあげるために、下地研磨として砥石で、材料の凹凸を研削します。この工程により、鏡面度が増し、ガラス製の鏡に匹敵するほどの反射率が得られます。エレベータ内の鏡としても使用されています。

  • HL(ヘアーライン)

    研磨ベルト(通常は150~240番の砥粒が多い)で一定方向に研磨し、全体に無数の長い線を入れる加工です。建材では最も一般的な仕上げです。名称は、「HL」と略されることもあります。線の長さや細かさは意匠に合わせて調節することが可能です。

  • VIB(バイブレーション)

    無方向性の短い線状の研磨線の集まりで、和紙のような模様がつくのが特徴です。
    傷がついても目立ちにくいことが好まれている研磨です。研磨方法により、目の長短や密度を調整し映り込みの細かな調整が可能です。弊社では、多様なバイブレーション模様が作れます。名称は、「梨地模様」「パーマネントヘアライン(PHL)」「ランダムヘアライン」「サテン仕上げ」と略されることもあります。

  • ショットブラスト

    表面に細かい石粒や金属粒、ガラス粒を衝突させる加工です。母材の鮮映性を消し、滑らかな質感に仕上がります。また、使用する粒を変えることで見える表情も変わります。名称は、「ビーズショット」「ビーズブラスト」と略されることもあります。

  • 特殊研磨

    上記以外の特殊模様として、「ツイード」「ランダムバイブレーション」「クロスヘアーライン」などがあり、それらを複合したオリジナル模様も製作することが可能です。